パスワード管理 その3 (とりあえず完結編)

KeePassは1.系と2.系があるらしい。2.系は.NET Frameworkで動く。基本的に、2.系のほうが高機能。だが、1.系もまだ開発中らしい。
2.系は.NETランタイムで動くらしいので、linuxOSXにもっていって、Monoで走らせることが可能。Monoは、オープンソース.NET framework互換のランタイム。
ということは、2.系を使えば、WindowsMacで動くということか?


ということで、まず2.09をWindowsに落とす。zipバージョンとインストーラバージョンがあるが、usbで持ち運べるようにしたいので、zipにする。展開してusbメモリに入れる。問題なく動く。


次に、OSXLeopardPPC)にもっていく。まずMono(2.4.2.3)をインストール。X11が入っていないと動かないらしいが、Leopardにはすでに入っている。で、X11のターミナルから
mono KeePass.exe
するが、カリカリ動く形跡があったものの、起動エラーする。「System.Windows.Forms」がなんとやら、しているらしい。
調べてみたら、ちょっといじって再コンパイルすれば、行くらしい。
…らしいが、「C#なんてわかりません」
なので、ソースコードをとってきて適当にマネしてやってみるが、うまくいかず(当然)。


あきらめる。


ところが。
OSX用には、KeePassXというものがあって、それを動かすことはできた。
ただ、KeePassXは、2.系が使うデータベースファイルを読み込むことはできなかった。2.系のデータベースファイルの拡張子は「.kdbx」だが、KeePassXのデータベースファイルの拡張子は「.kdb」となっている。(逆に、2.系で「.kdb」ファイルを変換して読むことはできるらしい)
読んでいくと、KeePassXは1.系らしい。つまり、Windowsで1.系KeePassを使い、MacでKeePassXを使えば、同じデータベースファイルでいけるんじゃないか?


それでやってみると、うまくいくようだ。問題なくデータベースファイルを読み書きできる。使い勝手もほぼ同じ。

ということで現在は

でアプリを使い分け、1つのデータベースファイルを持ち歩くことにしています。今のところ問題なし。