Outlook から Windows Live メールへのデータ移行
仕事場PCのメール・スケジュール管理にOutlook 2003を使っていました。日頃のバックアップには、「個人用フォルダ バックアップ ツール」というアドインがすごく便利で、pstファイルに保存して使っていました。
最近PCを使う環境が変わって、複数のPCから自分のメールを見るようなことになっています。
このPCのひとつがWindows7でして、これを機にと、メーラーをOutlook 2003 からWindows Live メールに変えようと思いました。とくに深い理由はありませんが。
そこで、Outlookのメールデータ(pstファイル)をWindows Live メールに移行させようとしたのですが、そこで重大な問題が発生。ネットで調べたところ、OutlookのpstファイルをWindows Live メールに直接インポートすることは、どうもできないことのようです。この点、このうえなくMicrosoftは不親切だと思うのだが。
ただ、Outlook-->Outlook Express-->Windows Live メールというふうに、途中にOEをかませればデータ移行はいけるらしい。(例えばこちら)
しかし、手持ちにはpstファイルしかなく、すでに環境はWindows7で(OEは入っていない)、OEを使うことはできない。こんなときはどうしたらいいか。
ここで、MailStore Serverというソフト(海外製)が便利。
有償だが、30日間はフリーで使える。(仮ライセンス取得に、メールアドレスが必要だが)
(フリー版のMailStore Homeというのもあるが、それではpstファイルを直接読んでくれないので注意。)
やり方
1.MailStore Serverの「Archive E-mail」メニューから、「PST File」を選択し、自分のpstファイルを指定し、アーカイブ作成。
2.「Export E-mail」メニューから、「Directory(File System)」で、emlフォーマットを選んでエクスポート。
3.Windows Liveメールを起動し、「インポート…」で「Windows メール」フォーマットを選び、さっきのエクスポートしたフォルダを指定する。
4.インポートされたアイテムは、Windows Live メールの「保存されたフォルダー」のなかの、「インポートされたフォルダー」に置かれる。
うちの場合、pstファイルが1.5GBもあったので、Archive、Export、インポートにそれぞれ40分くらいかかった。