「あふれるポエム!?不透明な社会を覆う優しい言葉」

NHKクローズアップ現代」「あふれるポエム!?不透明な社会を覆う優しい言葉」の回が話題になっている。
NHKのクローズアップ現代がやばかった
ちらっと見ただけなので、適当なことだけしか書かないが。
まああれに違和感をもつほうが、「常識的な」判断基準だろう。完全に自己啓発セミナーだし、悪くいえば洗脳。

ポジティブな言葉、ポジティブな思考はいいけれど、それでもってネガティブなものを覆い隠して包み込んでしまう、なかったことにしてしまう、ということになると、(そしてえてしてそうなりがちだが、)その点こそ、”ふつう”の人々が、こういう人たちに対して直感的に違和感をもつ所以ではなかろうか。
ネガティブを語らずにポジティブで押し切るということは、ものごとをある一面でしか捉えられないということだし、自分と異なる思考を否定することでもある。コミュニケーションの大前提が、他者の議論を許容し、相互理解をしようとする姿勢にあるとするならば、そしてこの社会というものがコミュニケーションを基盤とするものであるなら、このような考えは、社会の中で孤立してしまう。
*まあああいう思考の人は、そもそも社会での孤立など気にしなくなっていることが多いのですが。