カメラ

PENTAX SPの自己流修理中。シャッタースピード1/1000でとると、どうも後幕が前幕に追いついてしまうらしく、時々半分黒くなった写真ができる。これはまずいので、根本原因を探るべく、シャッタースピードを測れる機械を自作。アナログ/デジタル変換ボード(インタフェースSCI-360112)を使って、フォトダイオードの開回路電圧変化をパソコン上で計測しようと、とりあえず測定できる段階までは到達。フォトダイオードを2つ横に並べて、前幕スピードと後幕スピードをそれぞれ測れるようにもした。


実際に測ってみると、2つのフォトダイオード(20mmの間隔で設定)の応答タイミングがほとんど同じ。つまり、幕の動くスピードがとんでもなく速い。なんてことは考えられないので、おそらくこんなことなんじゃないかと以下考察。

ここらへんは専門の人に聞かないとわからないけれど、たぶんふつうのカメラの動作はこんな感じじゃないかと思う。
シャッターボタンを押すと、クイックリターンミラーが上がって、フォーカルプレーンシャッターの前幕が開いて、少し遅れて(設定したシャッタースピード時間後に)後幕が追いかけていって閉じる。その後、クイックリターンミラーが戻る。
つまり順番として、ミラーアップ→前幕→後幕→ミラーダウンとなる。

で、今のうちのSPは、前幕→ミラーアップ→ミラーダウン→後幕の順番になっているのではないかと推測している。
これはこれで問題ないのかもしれないが(ミラーアップダウンが設定したシャッタースピード通りになっていさえいればいい)、なんとなく気持ち悪い…


かといってミラーアップダウン/フォーカルプレーン作働のメカに手を出す気にもなれず…
修理書とかサービスマニュアルとかが手許にあればいいんだけど。