富士写真フイルム ジャパン・ティッシュ・エンジニアリングに出資

日経バイオテクメールマガジンの記事から。

富士フイルム、J-TECに40億円を出資、ニデックを超える筆頭株主に、技術面の連携にも期待


(略)
 それにしても、富士フイルムの医薬・医療分野への力の入れようは、目を見張るものがあります。新薬の研究開発を行う富山化学工業のほか、放射性医薬品の富士フイルムRIファーマ、抗体ベンチャーペルセウスプロテオミクスなどを相次いで子会社化したほか、2010年2月には、医薬品販売会社の富士フイルムファーマを、三菱商事などと合弁で設立しています。

富士写真フイルムも、デジカメ時代になってどうなるかと思ったが、がんばっているようだ。40億の出資って、生半可なことではできないと思う。バイオビジネスは、フイルムやカメラを売るようにはなかなかいかないとは思うが、時代の変化に柔軟に対応していってほしい。


富士写真フイルムで思い出すのは、「日経バイオビジネス」2005年11月号の記事(47ページ)。

富士写真フイルムの戸田雄三ライフサイエンス事業部長は新規事業のアイデアを評価する際、「『やれそう』『やるべき』『やりたい』がそろっているかを確認する」と明かす。「やれそう」は装置に開発に必要な基盤技術が社内にあるかどうか、「やるべき」は市場性や合理性があるかどうかだ。これに、「やりたい」という担当の情熱があれば完璧だという。


本当、この言葉、どこかの会社の管理職・経営陣に聞かせてあげたいです。
「やれそう」もなければ、「やるべき」も適当。あとは「やりたい」でなんとかしろ、と現場に振られても、どうしようもないです。