モンティ・ホール問題

wikipedia:モンティ・ホール問題

賞品当てゲームである。3つの扉のうち、1つは当たり、2つははずれである。
回答者は、3つある扉のうち1つを選択する。扉はまだ開けない。
ここで司会者(どの扉が当たりかを知っている)は、残りの2つの扉のうち、はずれのほう(少なくとも片方ははずれである)を開ける。
これで残った扉は2つ。回答者が選択したほうと、選択しなかったほうである。
このとき回答者は、選択する扉を変更することができる。変更したほうが得なのか、変更しないほうが得なのか、それともどっちも同じなのだろうか?


残った扉は2枚だから、それぞれ当たる確率は2分の1?どっちを選んでも同じ?
これはまちがい。


最初に扉を選んだときの、当たる確率は、3分の1。つまり、残りの2枚のうち、どちらかが当たる確率は3分の2。
扉が1枚開いた後、その2枚にかかっていた3分の2の確率は、残された1枚の扉(回答者が選択していない)に全部かかってくる。つまり、回答者は扉を変更したほうがよい。


一見わかりにくい。実は自分もよくわかっていない。
わかりやすくするには、3枚の扉を、例えば1万枚に増やしてみる。1万枚のうち、当たりは1枚。
自分がまず1枚を選んだ後(これが当たる確率は1万分の1)、司会者が、残りの9 999枚のうち9 998枚をどーんと開けてくれる。ぜんぶはずれ。
残ったのは、自分が最初に選んだ1枚と、司会者が残した1枚。どっちが当たりそう?
自分が選んだ1枚は、まったくあてずっぽうだったけど、司会者が残した1枚は明らかに作為的なにおいがする。
実際は、自分の1枚が当たる確率が1万分の1、司会者の残したほうは1万分の9 999になる。
これだと、なんとなくわかった気になる。