2011-11-17 交流解析における電気化学セルの解釈(その3) 電気化学 その2からのつづき。 今度は、 のとき(角周波数が大きくなるとき)を考える。のとき、拡散によるインピーダンスの影響は、相対的に小さくなる(電荷移動に由来するインピーダンス成分が支配的となる)。したがって、 とみなすことができるため、上の式からとすれば、 となる。 上の式を変形すると、 との関係は、右図のように、複素平面上で、半径の円弧を描くことがわかる。実数軸とは左側でと交わり、右側で(円弧を延長すれば)で交わる。 その4へつづく。